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調剤事務の歴史


今ではすっかり見なくなりましたが、少し前までは病院の窓口で薬を処方してもらえました。


町の病院の窓口から見える棚や、開業医の診察室には薬の箱や瓶が所狭しと並んでおり、医師が患者さんを診断しながら看護婦がその薬をチェックして用意するという光景もよく目にしました。


その頃にはまだ調剤事務という仕事はなく、日本での医療分業は近年からのことになりますが、合理的な考えから西洋での医療分業は、もっと古くから取り入れられてきた歴史があるようです。


現代では世界各国で医療分業が行われており、日本の院外処方の割合もさらに増えていくことが予想され、調剤薬局も増え調剤事務の必要性も高くなって行くでしょう。


日本の調剤事務の歴史はまだ浅く、医薬分業が始まった頃に必然的に生まれた職業と言えます。


医薬分業は医師と薬剤師の役割を分担し、それぞれが担当分野に専念できる目的から始まり、医療分業となった現在、調剤事務のコンピュータ入力により処方箋が発行され、患者さんが薬の内容をその場で確認できることが可能となりました。


服用する薬の情報も明確になり、患者さんにとっても安心で、複数の病院にかかっている場合でも、調剤薬局の管理するお薬の履歴や、患者さんの持っているお薬手帳などを通して、薬の重複や飲み合わせによる副作用などを避けることができます。


また病院での会計と同時に処方箋が発行され、そのまま待たずに調剤薬局へ出向き、薬についての疑問点なども詳しく説明してもらえるのでスピーディーかつ安全になりました。


医療の合理化が広まる中、薬剤師さんが調剤に専念できるよう調剤事務が必要とされるようになった経緯を持って、医療分業による調剤事務という仕事はこれからも重要度を高め、長い歴史となって行くことでしょう。


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